この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラストチルドレン
第4章 零れていく砂のように・堕ちる暗闇


Γあー、腹いてぇ。笑わせるなよ」

Γ勝手に笑ってるんじゃないですか」

Γ俺が、自分からメアド教えて欲しいと言ったのは楓が初めてや」

へー。そう。……だから何?

とは言えなかった。学年的にも先輩であるこの男に。

Γぶつかってさ、楓を見たときに惚れた。だから、呼んだしメアド欲しいと思った。これじゃダメ?」

Γそう……ですか。先輩なら周りに騒いでる女子たくさんいるじゃないですか。あたしよりも可愛くて綺麗な人たちが」

Γん~興味ないんだわ。あーいう女子って」


郷田俊樹は、腕を真っ直ぐ上げて伸びの姿勢をしたあと、机から降りてあたしの隣に立った。

少し見上げないといけないくらい、身長が高い。

郷田俊樹は、しばらくあたしを見つめてそのあと肩に手を置いた。

Γねぇ、いつまで焦らすの?」

顔を耳の傍まで寄せて、吐息混じりの声で囁く。

その瞬間、鳥肌が全身を駆け抜け郷田俊樹を思い切り突き飛ばした。

Γいってぇな。何なんだよ」

Γ先輩の気持ちには答えれません」

Γあっそう。じゃあいーや。話は終わり!じゃあな」

あっさりと、郷田俊樹はあたしから離れて教室を出ていった。

ホッと胸を撫で下ろしあたしも教室を後にした。

/247ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ