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ラストチルドレン
第4章 零れていく砂のように・堕ちる暗闇


Γちょっと!……先輩放してください!」

黙々と歩く郷田俊樹。

遊具も無い小さな公園は、周りが緑で生い茂り昼間でも薄暗い。

嫌な予感しかしないあたしは、必死に抵抗するが郷田俊樹の掴む力は強くて離れなかった。

そして、案の定。公園の中で一番人目がつきにくい場所まで来ると、三人の男子生徒が笑いながらあたしたちを出迎えた。

Γ俊樹、いい女じゃん」

Γお前らはおさえてろ。コイツをヤルのは俺や」

Γマジかよ~」

Γ後で女、回してやるから」

暴れるあたしを男子生徒二人がおさえながら、そんな会話をしていた。

これから、起こる出来事に吐き気がする。

誰か―――助けて。

そう叫ぼうにも、口を手で塞がれてしまいもうどうすることも出来なかった。

Γとりあえず、そこに寝かせろ」

郷田俊樹の声に男子生徒たちがあたしを地面に押し倒した。

草と土の臭いが鼻を掠め、視界は木々の合間に見える曇り空を映していた。

Γ大人しく、抱かれろ」

郷田俊樹の掠れた声を最後に、行為が始まった。

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