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ラストチルドレン
第5章 絶望の果てに・失った光


Γいくら入ってたんですか……」

Γ15万。返済日だったからなぁ…はぁー。利子またついちまうな。ハハっ」

高峰さんの乾いた笑いに、心がギュッと押し潰されそうになる。

何でこんな目に合うんだ。高峰さんが何をしたっていうんだ!

盗んだ犯人に対してイライラが溢れてくる。

Γそんな怖い顔すんなや。気にするな達巳」

こんなことたまにあるからと、どこか諦めた顔をしていた。

Γもう帰ろうか…」

Γ飯、行きます?奢りますよ」

Γすまねぇなぁ。でも今日は帰るわ。ありがとう」

丸まった背中を見送り、俺も帰宅する。

その道の途中、知った顔に出会った。

Γ遅い帰宅だな、達巳」

Γてめぇ……」

ニヤニヤした顔をした郷田。

Γなんだよ、怖い顔をして」

Γまさか、てめぇじゃねぇだろうな!高峰さんの財布盗んだの!」

Γはぁ?言い掛かりはやめろよって、言ってなかった?」

Γ何で俺に付きまとうんだよ!」

Γ達巳君のことが好きだから?」

わざとらしくクネクネと動き裏声を出す郷田に心底殺意が沸いた。

Γお前のせいで俺の人生台無しにされたからな。恨んでるんだから、当然だろ?」

Γふざけんな!もう関わるなよ」

Γ達巳に関わると不幸になるんかね。高峰さんも災難だな」

もう、限界だ。ぶっとばしてやる。

握り拳を振りかぶる直前、郷田は笑った。

Γ俺に手を出したら次は楓を狙うぞ?大人しく俺に従えよ




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