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ラストチルドレン
第5章 絶望の果てに・失った光


疑いとそんなはずは無いと信じる気持ちの狭間に揺られた数日間。

一日が途方もない時間に感じて、不安とそこから来るストレスに悩まされていた。

一度、良い彼女を演じてしまえば、もう一度こちらから連絡なんて出来るはずが無かった。

達巳……今何してるんだろう。

お風呂に入ってもベッドに横になっても頭の中は達巳の事ばかり。

Γはぁ~…信じるって難しい」

部屋に響く独り言。

せめて、連絡さえあれば。

そう思っても達巳から連絡は無い。

学校にいた頃は、明日になれば嫌でも顔を合わせる事が出来たのに。

それが出来ないから、余計もどかしい。

学生と社会人の恋愛は時間が合わなくて、すぐにダメになると聞いたことがあった。

今まさにその状況に自分が立たされている。

このまま、ダメになっちゃうのは嫌だよ。

弱気な自分が泣いている。

次に連絡があった時、達巳は説明してくれるだろうか?

この数日間で何があったのか。

どうして連絡出来なかったのか。

ごめん、以外の言葉が欲しい。

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