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第5章 絶望の果てに・失った光

郷田は、毎日俺の給料を奪っていった。

日払いだから、手元に残る金はコンビニで弁当を買ったら消えてしまう額。

貯金していた金を少しずつ切り崩して生活する。

３日経った頃、郷田は金が足りないと給料全額奪っていった。

流石にそれは話が違うだろって叫んだら郷田に殴られた。

手を出せば、楓に危害を加えるって言われてただ殴られた。
顔は腫れて、ああこれじゃ楓とデート出来ないや。

更に、楓に連絡出来ないと伝えた。

こんな顔じゃ心配させるだけだ。

楓は、気にしないでって。

デートが無くなっても摩耶と遊ぶからって。

無理、させてるんだろうか。

それとも、案外平気なのか。

よく、分からなくなって考えるのを止めた。

ふと、机の引き出しに目がいった。

そういや、アレ閉まったままだったな。