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ラストチルドレン
第5章 絶望の果てに・失った光


家でクスリを使用して、今度はすごくハイになった。

楽しくて、でも何が楽しいのか分からなくて。

意味もなく笑って。

腹が捩れそうなくらいに笑ったら……。


何で手出しちゃったんだって。

心の奥底でもう一人の自分が泣いていた。

手を差し伸べたくても俺は笑ってて。

取り返しのつかない事態に焦りながらも、まだ笑う。

冷静な自分と、どうでもいいやって逃げる自分。

キマリまくって、ちょっと幻覚すら見えた。

その幻覚が見せたのは………。





Γか、……えで……」


ひどく冷たい目をしてこちらを見ている楓だった。

Γ何で、そんなものに手を出したの?」

Γひっ……ごめんなさい!!」

慌てて謝っても、楓は遠ざかりながら俺を罵倒する。

Γあたしのこと、幸せにするって!一緒に住もうって言ったくせに」

Γ……ごめんなさい、ごめんなさい」


Γもう、いらない。消えてよあたしの前から!」



Γくはっ!………ハァハァ……」

冷や汗をかいて、服はびっしょり濡れていた。

現実?幻覚?

真相が知りたくて携帯に手を伸ばす。

クスリを使ってから一時間経っていた。

楓から連絡がないことを確認して、安堵の溜め息が溢れた。

違う、現実じゃない。

だけど、クスリを使ったのは夢じゃない。

Γ最低だ………俺」


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