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ラストチルドレン
第1章 拾われた体・あたしの気持ち

「達巳君が楓を好きなことくらい分かってる。だけど、あたしは楓より達巳君を好きな自信があるんよ?」
「待ってよ、俺は別に楓のことそんな風に…」
「だったら、余計や。あたしを抱いてよ。楓のこと好きじゃないって証明してや!男は好きでもない女でも抱けるんやろ?」
そんなわけあるかよ。好きじゃなけりゃ俺の息子は反応しないって。
そう思ってたけど…。
瞳が俺の腕に胸を押し付ける。
柔らかい感触が腕を伝って脳をピリピリさせる。
これが本能ってやつ?
童貞の俺には刺激が強くて目眩を起こしそうだった。
「あたしじゃ嫌?」
上目遣いで見つめてくる瞳。
何とも思ってないはずの女だったのに。
そんな風に見られると煽られる。
「抱いてくれたら別れるから。達巳君が迷惑してるの分かってたし。でも、好きやから駄々こねてたけど、これで終わりにするから。あたしに、達巳君との思い出ちょうだい…」
切なさが滲む表情は、少しエロくて思春期の俺に抗える余地は無かった。
気が付いたら、自宅に連れ込んでベッドに押し倒していた。
瞳の制服を乱暴に剥ぎ取って、抑えきれない欲望を瞳にぶつけようとしていた。

