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ラストチルドレン
第2章 捨てられた子供・気付かない親心


もう充分焦らされてしまった蜜壺は達巳の二本の指が差し込まれた時には卑猥な水音を奏でていた。

それが、自分の耳に届く度にどうしようもない羞恥に襲われてしまう。

「や……達巳…掻き回さないで…いやぁ…!」

それを面白がるように、指はクルクル円を描いて快楽の入り口を抉じ開ける。

どんなに止めてと懇願しても、決して達巳は止めなかった。

いや、制止の言葉を口にする度、速度を上げ奥を突こうと侵入してしまう。

最奥に到達した指は、ピストン運動を始めてあたしを舞い上がらせた。

達巳のモノが欲しいと口にした時には、達巳は既にゴムを付けて待っていた。

先端を入り口に宛がい、上下に擦る。

それだけで、達してしまいそうな感覚に陥る。

「楓…一緒にいこう?」

甘い達巳の囁きに頷き、あたしの腕を持って自分に引き寄せた。

そうすることで、一番奥まで深く繋がれ快感は最高潮になる。

「んんんっ!!あっ!!」

昔、男友達とみたAVに出てくる女優さんみたいに、可愛く綺麗に鳴けはしない。

そんな余裕などこれっぽっちもない。

自分の声じゃないような、どこかであたしは傍観者のような気持ちで、自分の声を聞く。

こんな鳴き方じゃ、達巳は幻滅してしまう。

そう思って、無理に作ろうとするがそれは達巳の律動によって、すぐに止まってしまった。



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