この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラストチルドレン
第3章 壊れていく日常・守りたいもの




連日の準備で前日まで疲れきっていたクラスの皆は、当日。嘘のように活気づいていた。

「開店すっぞー」

女子は廊下で客引き、男子は教室内で接客という配置。

あたしは、裾上げされた自分の体にピッタリなサイズのスーツを着て、お客さんを待った。

「てかさぁ、何で楓はスーツであたしは、特攻服なわけ?」

赤の特攻服を着こなす摩耶に笑いを堪える。

「似合ってるよ?すっごく」

「はぁ。楓の方がキマッてんじゃん」

黒のストライプ柄のスーツに、髪は後ろで一纏めにした。

周りの女子は歓声を上げて、写真を何枚も撮られた。

悪い気はしないけど、女子としては複雑だ。

あたしたちは、前半店を手伝い、後半は他のクラスの店を回る予定。

勿論、あたしは達巳と回る。それを摩耶に言うと拗ねたように「友達より男なんだね」と言われてしまった。

散々謝り、漸く許しを得た。

摩耶には悪いけど、これがラストの文化祭。

去年は達巳と回らなかった分、今年は楽しみたいのだ。

達巳と二人で。

/247ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ