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第1章 1.帰国
「俺達も帰ろう」
「うん」
エコノミーの乗客に絡まれるのも面倒臭いので、ためらうことなく手を繋ぎ、駐車場へと向かう。
彼は彼女の手の暖かさに安心しつつも、相当眠いことを感じとる。
「また徹夜で来たの?」
「だって寝過ごせないじゃん」
「肌荒れるぞ、女優さん」
彼は彼女の頬を撫でる。
「まあ昼間一緒にまったりしよう」
彼女は今週はオフだ。
多少の不摂生しても猶予がある。
「今日は無精髭嫌がらないんだな」
彼女は彼の髭面が嫌で、ぼうぼうにして帰ってきたときはかなり機嫌悪くなっていた。
「勿論嫌だよ。
それよりもすごく今日は恋しさが勝ったから先制攻撃はしないの」
夫に恋する気持ちを忘れない彼女は、そういうことを自然にいい放つ。
「そんなに寂しかった?」
「1カ月位になればそりゃなるよ。facetimeだろうがlineだろうが、実際に触れないんだもん」
彼の手を握る彼女の力が強くなる。
「本当に希望は可愛いな」
早朝の駐車場のエレベーターは勿論誰もおらず抱き合うが、すぐに停めているフロアに着いてしまった。
「今日はお前のポルシェで来たんだね」
「荷物乗るし、一番運転しやすいじゃん」
彼の旅馴れたスーツケースはデカイ。
彼女の愛車はライブ機材や子供達が乗ることも考慮して、ポルシェカイエンにしている。他にも数台所有しているが、メインはこれだ。
スーツケースを後部座席に載せ、いざ帰路へ。
「俺が運転するよ」
彼はフライト中、6時間位寝た。彼女の眠さに比べたら、全然元気だ。
彼が運転席に座り、彼女は助手席へ。
シートベルトを締めようとする彼女の手を掴んで彼は彼女を抱き締め、キスをする。
ほどよく暖かい彼女のカラダに彼の下半身は屹立しはじめる。
舌を入れて、絡めとるように吸い上げる。
彼女も本能的に彼の股間に手を這わせ、その固さを確認し、ギアを入れようと擦り上げる。
唇を啄み、舌を吸い合って、数分間貪り合う。
「帰っていちゃいちゃしよう」
彼女は頷いた。

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