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第2章 美術室

デッサンが始まって２０分が経ちました。

ポーズをとり続けるがだんだんと
辛くなってきます。

「１０分間の休憩にしようか？」
天野先輩が言いました。

先輩たちは全員･･･鉛筆を置きます。

「千恵ちゃん･･･お疲れさま」
「ポースをとり続けるの･･･大変だったでしょ」
「千恵ちゃんのおかげでいい絵が描けそうだよ」
「休憩が終わったらまたお願いね」

天野先輩以外の４人の先輩たちは
私に声をかけて･･･

美術室を出て行きました。

美術室には天野先輩と私が残されました。

先輩たちはみんな知っているのです

天野先輩と私が付き合ってることを･･･。