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馬鹿と天才と紙一重
第4章 馬鹿は気づく







桜は散った、新しいクラスになった。

無論、修哉のせい…じゃなくて、修哉のおかげでA組になった私。

「天才王子と藍が同じクラスとか、男も女も不満爆発だね〜」

「なんで?」

どこか遠い所を見つめながら実力でA組になった舞子に疑問をぶつけた。

「そりゃー可愛い子TOP3の内の藍と学校の王子が付き合ってるんだもーん」

今は放課後、舞子とミルフィーユの美味しいカフェに来ている。

「他2人でツートップの間違いでしょ」

レモンティーを飲みなが舞子のショートの毛先を見つめた、痛んでなくて綺麗…

「違う!同じクラスの来栖さんと後半クラスのたまきさんと藍でTOP3!」

「あー莉愛ちゃんは可愛いよねえ」

転校生の来栖莉愛ちゃんを頭に浮かべながら他愛のない話をすること1時間、携帯が鳴った。

舞子に断りをいれてから通話ボタンを押した。出たのは修哉だった。

「藍、母さんが海外行った。ご飯頼む」

それだけ言って電話を切られた、もう…天才王子じゃなくて我儘変態王子でしょ。

「どうしたの?」

「ごめん、晩御飯作らなきゃいけないから帰るわ」

それだけいえば舞子は全てを分かったようで一緒にカフェを出た。

全く、人使いが荒い!

とか言っておきながらちゃっかりスーパーに寄って晩御飯の材料を買う私がいる。





「お邪魔しまーす」

行き慣れた浪岡家、きっと修哉は二階の自分の部屋だろう。




簡単にオムライスを作り終えて修哉を呼びに部屋へ向かえば、ベッドの上で寝ている。

そーっと近づいて間近で顔を見つめてみる、綺麗な顔立ち、モテるのも頷ける、ファンクラブが出来るほどかなあ?とも思っちゃうけど。

キス…したい…………

目を閉じてゆっくりと顔を近づけてみた。




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