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馬鹿と天才と紙一重
第4章 馬鹿は気づく

バタンッ!!!!
乱暴に扉をしめて、そのまま私は崩れ落ちた。
「ちょっと藍?どうしたのよ突然…」
「なんでもない!晩御飯いらない!」
お母さんにまで強く当たって、何がしたいの私は…
「ヒック…フッ……ック…」
気づいちゃったんだもん…
「好き、…………しゅ、ぅ…やぁ…」
走馬灯みたいに、修哉との思い出が頭を巡る。
『解けた!どうどう?』
『あってるよ、すごいすごい』
適当に返事はする癖に、頭を撫でる手は優しくて。
『小テスト満点だったんだ、修哉のおかげ』
『俺もだけどな。でもまぁ…がんばったじゃん
こっち向けよ』
ご褒美、とか言って頬にキスしたり。
2年生になってからは毎日のように一緒にいるんだもの。
好きになるのは仕方ないじゃない。
「私だけイかせて、自分はいいってどういうことなの?」
ただ、優越感に浸りたいとか?
ーーーーーーそれなら、私じゃなくてもいいよね?
だって修哉のこと好きだっていう子はたくさんいる。
現に私と付き合ってるって言ってるのにも関わらず告白はされてるし、ファンクラブの会員も増えてくばかり。
だけど!女の子達の争いに巻き込まれて、私に甘えてきたりもした…し…
もしかして、私は特別なのかな?とか思ったりもするんだよ。
なのにセックスはしないって、仮にも付き合ってるのに…
まあ、フリだけど。
修哉の心は手に入らないなら、身体だけでもって求める私は相当エッチな子。
そっか、私がこんなにエッチだから抱きたくならないのかな。
それこそあの日何人抱いた?って聞いたのに答えなかったし。
「じゃあ、今日で最後」
さっきまで修哉の舌と指が入ってたナカはまだ潤っていた。
「ふ、こんなにグチャグチャ…」
扉の前から立ち上がってベッドに寝転んだ。
「…ん、ぅふ、はぁ」
右手の人差し指と中指をナカで掻き回して左手で胸を触る。
修哉の手だと思って。
「ふぅ、んっ、んん…」
キュと胸の突起を摘まんで、おへその下付近をこする。
「あっ、あっ、っっつ!!!」
お母さんにバレないように唇を噛んですぐに達した。
「はぁ、は、はあ」
もう、これでおしまい。

