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馬鹿と天才と紙一重
第5章 紙一重の気持ち




「藍、もう逃げんなよ」

怒気を孕んだ声、獲物を逃がさない瞳、決して離そうとしない手首を掴んだ手。

教室中に悲鳴が反響したのを背中で感じた。

修哉がこんなに怒ってるのはいつぶりだろう。

昔、修哉が作ってくれたシロツメクサの冠が川に落ちて取り行こうと川に入った私が溺れかけた時以来かな。

あの時は1週間くらい修哉が口を聞いてくれなかったのにな。


「あらあらー、天才王子とランランじゃん!

また来たのぉ?」

「清華先輩…」

「ほいじゃ、帰るねぇ!あ、そうそうーカイチョがランランのこと気にしてたよぉ?」

「忍先輩が、ですか?」

そーだよー!と言い残して扉がしまった。

「もう、ダメだ…っ」

吐き捨てるように修哉が呟いた、刹那。

「んむっ」

唇が重なったまま机の上に押し倒された、多分忍先輩の机…

ちゅっちゅと上唇、下唇と啄ばむように口唇は重なり、いつもの癖で私は口を開いた。

ぬるっと舌が入って、容赦無く口内を暴れ、乱し、思考が溶ける。

歯列をなぞり、上顎をくすぐり、舌同士を絡め吸いつき、最後にチュパと音を立てて唇が離れた。

「ん、は、はぁ、はあ」

禁欲してたこともあって熱くなる身体。

見透かしたような修哉の眼が私に刺さりネクタイをほどいた。

ジャケットからブラまでボタンとホックを全て外し脱がせたら上半身が空気に触れる。

「あんっ、ん、あ、あぁ、は…っ」

そのまま突起をいきなり吸い付かれ空いた方は指でクリクリ刺激され簡単に声が漏れる。

「黙って、これでも咥えてて」

使われていない手の指先を口の中に突っ込まれて舌を撫でる。

「んむ、む…っ、ちゅ、」

ちゅうちゅうと主張する突起を吸い上げられ、クニクニ摘まんでいる突起も軽く引っ張られ、

久々の快感に私はこれだけで達しそうになっていた。

いや。



「んんっっーー!!!! っはあ!」


達したんだ。



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