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incest
第1章 親愛なる兄貴へ
首筋の痛みでハッと気付く。
いっぺんイクな、優人の言葉で反射的に口を開く。
それを見た優人はなぜだか笑って、私を抱き締めた。
そして最後の瞬間まで離さなかった。

「中に出したの!?」

首に唇をつけたままはぁはぁと息をする優人の背中に言う。

「お前な、勘違いすんなよ。」

息の乱れたまま、再び優人が腰を動かす。
上体を起こした優人が真っ直ぐに私を見下ろす。興奮しきったときの、血走った瞳だった。

「お前が俺を拒んだって、身体が俺なしじゃ生きれないようになってんだよ。わかるか?お前は俺のチンコなしじゃ生きれないとんでもなく淫乱なメスなんだよ。よその男に抱かれて気持ち良かったか?さぞヨガったんだろ、気持ちいいよ大好きだよつって可愛がってもらったんだろ。だから俺なんかいらないって思ってんだろ?けどなぁ、すぐに俺が恋しくなるよ。欲しくて欲しくてたまらなくなるよ。今だってこんなに濡れて、はは、なぁ?気持ちいいか?なぁ、兄貴のチンコが気持ちいいんだろ?ここなんだろ、なぁ?」

優人の言葉は直接脳に響いてるみたいだった。
涙が止まらない私を、優人は笑った。
そして、また首筋を噛む。

「お前は俺の、俺だけの女だ。」

熱がまた広がった。


 ________________



どうやって帰ったのか記憶にない。
気付いたら明け方で、自分の部屋で寝ていた。
下着は綺麗なままで、少し股間の奥が濡れていた。
シャワーを浴びるために1階に降りると、すぐに物音がして振り返ると和義だった。
優人とのことはバレちゃまずいと分かってたのに、どうしてか和義の顔を見たら涙が出て和義の胸に抱き付いた。

「さっき、優人となんかあったのか?」

優しい手が頬に触れる。
髪が肩から落ちて首筋が和義の前に露わになる。
歯形を見た和義はすべてを知り、息を飲んだ。
私の頬を優しく撫でた大きな手が、いまは私の肩を突き放す。

「加奈子、おまえ、男って・・・」

和義の驚愕に満ちた冷めた瞳。

黙って風呂場へ入った。
涙が止まるまで泣いた。
出たら居間でばぁちゃんが優人と共に、早朝のつまらないテレビ番組を見ていた。

和義はもういなかった。
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