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incest
第1章 親愛なる兄貴へ
昼間は優人と2人きりで、今まで通りの日常を過ごした。

これでよかったんだと自分に言い聞かせた。
和義に対する気持ちも一過性のものだから。
涙が出るのは、仕方がないと。


和義は遅くに帰宅した。
いつも通り母ちゃんと、そして優人と。
世間話をしながら私が作った夕食を食べていた。

「明日帰るのか?」

テレビを見ていた優人に和義が尋ねる。

「おー。」

気のない返事を優人は返す。



この兄貴2人に抱かれたんだ。
テーブルに肘をついて二人を見つめる。
幸せな家族のワンシーンから切り取って考えると、他人事のように感じる。

彼らのペニスの形も硬さも味も感覚も、私は知っている。
本当は知るはずもない、彼らの男の顔を。




その晩、和義が部屋に来た。
何も言わずに布団に潜り込んで、俺のこと好きか?と聞いた。
黙って頷くと、優人よりもか?と聞いた。
キスで答えると、卒業したら俺と一緒に街で暮らそうかと、和義はそう言って優しく笑った。

和義の言葉はマオに向けた言葉だ。
ありがとうと言うと和義は嬉しそうに笑った。
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