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第2章 初デート

初デートの日


当時の私の最高に大人っぽく見える格好。

胸元がＶ字に開いた白いニットに、黒いプリーツのミニスカート、黒いロングブーツに、キャメルのピーコート。赤いマフラーと赤い手袋。

お化粧もして、ちょっと香水も付けて、準備は完璧。
高校生くらいには見えるはず。

待ち合わせ場所に着くと、先生はなんと車で来ていました。

私「うわぁ。ドライブデートなんて初めて。先生ありがとう！！」

はしゃぐ私に

先生「外で先生はやめて。」

私「ごめんなさい。なんて呼んだらいいですか？」


先生「名前でいいよ」

私「じゃぁ…武司って呼んでもいい？」

照れる私に

先生「今日はデートだから特別な」

私は彼女になった気分で何回も名前を呼んだ。