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呪いのしるしを、君の体に。
第8章 8
「しないんだよ、僕。ここ数年、ずっとね」
「嘘!? 先生、よくテレビ見てください!
こんなに美人でスタイルもいい女性が、裸であんな姿さらしているの見て
興奮しないんですか!?」
高槻は言われてテレビを見つめる。
その間、ことりは高槻の顔と、股間を交互に見つめる。
しかし、そこにはなんの変化も見当たらなかった。
「うっそ、信じられない…」
「でしょ? だけどね、ことり君」
そういうと、高槻はあっという間にことりを抱きしめる。
「さっきから、バウムクーヘンが君の唇についているのが
たまらなく可愛くていじめたくなってしまうんだけど」
言い終わるか終わらないかのうちに
バウムクーヘンを口実に高槻のキスでことりの呼吸は奪われた。
慌てて嫌がって手をつっぱらせると
その両手と頭の後ろを持たれて
深すぎる口づけをされる。
両腕を頭の上に持って行かれたかと思うと
ソファに押し倒されて息つく暇もないキスの嵐に溺れた。
高槻の足が、ことりの両足を割って入ってくる。
それに抵抗すると
今度は足首を掴まれてしまった。
「せん…ッいやッ…!」
「いやだと言いつつ、濡れているんじゃないの?」
ふと力が緩んだので逃げようとすると
今度は後ろからがっちり身動きが取れないように抱きしめられる。
「先生…離して…」
「君のここをチェックしてからね」
高槻の大きな手がショーツの中にあっさりと入ってきて
ことりの湧き出る泉の水を突き止めた。
「…大変だ、ことり君…。
君の方が興奮している」
「や…」
恥ずかしくてことりが言葉を詰まらせると
その真っ赤になった耳をかじられた。
「や、先生!」
「ことり君、僕のを感じてみて」
急に高槻の冷静な声が聞こえて
ことりはふと体の緊張がほぐれた。
「え?」
「だから、僕を感じてみて。分かる?」
ことりをさらにきつく抱きしめると
高槻のソレが、ことりの背中に当たった。