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第4章 4.LOVING ALL NIGHT

「バカなこと言うなよ！
死んだって友香が犯した罪は消えない。
そんなので消えたら、みんなとっくに死んでる」
『じゃあ罪はどうしたらいいのよ？』
「償えばいいんだよ。
生きていれば償える。
俺は、まだお前を愛しているから。
俺は、有香をもっと大事にすべきだったんだ。
愛しているとか、可愛いよ、とか、もっと言わなくちゃいけなかったのに、有香に甘えて何もしなかった俺への罰でもある」
『健ちゃん・・・』
「家族を楽させたくて、メディアの仕事引き受けすぎて、どんどん家にいる時間も減って、有香を労ったりしなかった、
そして、もっと女の子としての時間を持てるようにしなかった。
俺はお前に多く求めすぎてたんだなって、それでいっぱいいっぱいになっちゃったんだろ？」
『ごめんなさい・・・』
「俺は、正直、有香ともう一度やり直したいって思っている。
罪悪感に溢れた有香と手を取って、もう一度愛を再構築したいって思ってるんだ」
『健ちゃん・・・。
今すぐ、会いたい・・・。』
「俺だって会いたいよ、有香。
今すぐ迎えに行く！」
俺はいてもたってもいられず、場所も聞かずにすぐに出かけて行った。