パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 4

何となく流れでしてしまった後輩君よりはこの男の方がタイプではあるし、望みもあると思っていた。
いい加減そうなところ以外は悪くないし、悔しいが身体の相性も抜群だということもあった。

「運命ねぇ……」

しかし貝塚は焦りもしなければ怒りもしない。
かと言って諦めた様子も呆れた素振りも見せない。
ただ女友達の相談に乗ってる程度の態度であやみの話を聞いていた。

だったらさっさと貝塚に見切りをつけて立ち去ればいいのだが、何故か未練を感じて腰が重くなってしまう。
一度身体を赦した相手というのはどうしても特別な感情を抱いてしまうというのがあやみの悪い癖だった。

「じゃあさ……その、海藤さんだっけ？　その人とセックスしてみれば？」
「はぁあっ!?」

貝塚は平然とそうアドバイスした。