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いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第4章 4
『いつかは結婚できると思っているあなたへ』の教えでは金銭感覚についても謳われていた。
割り勘をきっちりする男、それもホテル代を一桁単位まで割る男には用心しろと書かれてある。
プレゼントをしてくれる海藤はその辺りの問題はなさそうだと独りごちる。
もはや教えは良いところだけ掻い摘んで行為を寄せる男に当て嵌めるという、一番してはいけない状況に陥っていた。
街をブラブラと歩くだけの行為でも、知り合って間のない二人には色々とお互いの趣味がわかって特別な時間になる。
一休みで喫茶店に訪れた頃には海藤こそが最適のパートナーだと思ってしまうくらいに浮かれてしまっていた。
「将来は自分の会社を作りたいなって思ってるんだ」
「えー!? すごーい!!」
少し照れながら話す彼の夢物語も素晴らしいものに感じられてしまう。
割り勘をきっちりする男、それもホテル代を一桁単位まで割る男には用心しろと書かれてある。
プレゼントをしてくれる海藤はその辺りの問題はなさそうだと独りごちる。
もはや教えは良いところだけ掻い摘んで行為を寄せる男に当て嵌めるという、一番してはいけない状況に陥っていた。
街をブラブラと歩くだけの行為でも、知り合って間のない二人には色々とお互いの趣味がわかって特別な時間になる。
一休みで喫茶店に訪れた頃には海藤こそが最適のパートナーだと思ってしまうくらいに浮かれてしまっていた。
「将来は自分の会社を作りたいなって思ってるんだ」
「えー!? すごーい!!」
少し照れながら話す彼の夢物語も素晴らしいものに感じられてしまう。