この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第5章 5
厳しいながらも共感し、あれほど心の支えにしていたこの本が疎ましくさえ思えてくる。
ネットに書かれた根拠もなさそうな素人の書き込みを読んだかのように、反発する意識しか芽生えなかった。
結婚出来ればいいってものじゃない。
幸せで素敵な結婚じゃなければ、そもそもする意味がない。
身体を倒し、ベッドを背凭れにして天井を見上げた。
無意識にスマホを手に取り、意味もなく二三操作をしてから視線を外した。
結婚はしなくちゃいけないからするわけではない。
この人と人生を伴にしたいと思うから、するものだ。
それが海藤なのかと言われれば、わからない。
けれどつまらない男とつまらない人生を送るために結婚をする意味はない。
あやみはモヤモヤとする気持ちを振り払うように今日のデートのお礼をしたため、海藤へと送信する。
その返事を待つ間に寝てしまっていた。
見た夢は、覚えてはいなかったがろくなものではないことは確かだった。
ネットに書かれた根拠もなさそうな素人の書き込みを読んだかのように、反発する意識しか芽生えなかった。
結婚出来ればいいってものじゃない。
幸せで素敵な結婚じゃなければ、そもそもする意味がない。
身体を倒し、ベッドを背凭れにして天井を見上げた。
無意識にスマホを手に取り、意味もなく二三操作をしてから視線を外した。
結婚はしなくちゃいけないからするわけではない。
この人と人生を伴にしたいと思うから、するものだ。
それが海藤なのかと言われれば、わからない。
けれどつまらない男とつまらない人生を送るために結婚をする意味はない。
あやみはモヤモヤとする気持ちを振り払うように今日のデートのお礼をしたため、海藤へと送信する。
その返事を待つ間に寝てしまっていた。
見た夢は、覚えてはいなかったがろくなものではないことは確かだった。