この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第5章 5
シャワーに行ってしまっている海藤は当然気付いてはいない。
『仕事関係かな……?』
どうするべきかと迷い、ベッドから降りて判断がつかないまま彼の鞄の前まで来たところで振動は止まってしまった。
『あっ……まっいっか……』自分もシャワーへ向かおうとした時、心の中に嫌な思考が過った。
『彼はシャワーで、スマホはここにある……』
まるで犯罪者のようなどす黒い感情が沸き起こり、思わず身震いするように首を小さく振る。
『ダメダメッ!! 絶対ダメ!!』
スマホのメールをチェックしようという衝動に駈られかけ、慌てて打ち消す。
それはたとえ夫婦でも絶対にしてはいけない行為だ。
海藤を信じてないわけではない。
しかしそれが間違いではないという答え合わせをしてみたくて仕方ない。
『仕事関係かな……?』
どうするべきかと迷い、ベッドから降りて判断がつかないまま彼の鞄の前まで来たところで振動は止まってしまった。
『あっ……まっいっか……』自分もシャワーへ向かおうとした時、心の中に嫌な思考が過った。
『彼はシャワーで、スマホはここにある……』
まるで犯罪者のようなどす黒い感情が沸き起こり、思わず身震いするように首を小さく振る。
『ダメダメッ!! 絶対ダメ!!』
スマホのメールをチェックしようという衝動に駈られかけ、慌てて打ち消す。
それはたとえ夫婦でも絶対にしてはいけない行為だ。
海藤を信じてないわけではない。
しかしそれが間違いではないという答え合わせをしてみたくて仕方ない。