この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第5章 5
思わず聞き耳をたてると、シャワーの音は続いていた。
ロック解除は簡単な動きだからあやみも覚えてしまっている。
『絶対……ダメ……』
そう言いながらも彼女はソッと鞄のポケットに手を入れてしまう。
『ッッ!?』
しかしスマホに辿り着く前にあやみは目を丸くして固まってしまった。
彼の鞄のポケットに、銀色の真ん丸の玉が入っているのを見つけてしまったからだ。
『これってっ……パチンコ玉!?』
その時シャワーの音が止まり、慌てて手を抜く。
心臓を高鳴りさせながらあやみは混乱した頭のまま浴室へと駆けていった。
盗み見てしまったパチンコ玉のことなど聞けるわけがない。
何事もなかったようにシャワーを済ませ、帰り支度を整えた。
そのままあやみは悶々としたまま海藤の隣を歩き、駅へと向かっていた。
ロック解除は簡単な動きだからあやみも覚えてしまっている。
『絶対……ダメ……』
そう言いながらも彼女はソッと鞄のポケットに手を入れてしまう。
『ッッ!?』
しかしスマホに辿り着く前にあやみは目を丸くして固まってしまった。
彼の鞄のポケットに、銀色の真ん丸の玉が入っているのを見つけてしまったからだ。
『これってっ……パチンコ玉!?』
その時シャワーの音が止まり、慌てて手を抜く。
心臓を高鳴りさせながらあやみは混乱した頭のまま浴室へと駆けていった。
盗み見てしまったパチンコ玉のことなど聞けるわけがない。
何事もなかったようにシャワーを済ませ、帰り支度を整えた。
そのままあやみは悶々としたまま海藤の隣を歩き、駅へと向かっていた。