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すくらんぶる
第1章 救いの手
 

その夜、未羽も自分の写メを送った。

【写メありがと!!つーか、みぃは車とか興味ある??】

ヨシは未羽が送った写メに対して、何もコメントがなかった。

写メ見てがっかりしたのかな、と少し不安になったりもした。


そして数週間後――。

昼休み中の未羽の携帯に、ヨシからメールが入った。

【今日会えない??】

明日は土曜。航太は今日の夜、先輩と飲みに行くと言っていた。

ヨシと会うんだ‥‥。

そう思った瞬間、自分の心音が聞こえるんじゃないかというくらいドキドキし始めた。


でも、夜に男と2人きりで会うんだ。

もし航太の耳に入ったら、航太は何をするんだろう。

いや、でも相手は27歳だし、妻子持ちだし。

未羽の心はいろんな思いでぐちゃぐちゃになり、仕事が手に着かなかった。


気が付けば緊張で深呼吸ばかりしている自分がいる。

約束の時間は夜9時。


「キミ、さっきから全然身が入ってないじゃない。それ早く上げてもらわないと困るよ」

『ご、ごめんなさい』

「まったく。首筋にそんなのつける前にね、仕事覚えて欲しいもんだよ」

『‥‥すいません』


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