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すくらんぶる
第1章 救いの手
月曜日、怯えながら会社に行った。
部長と航太は知り合いなのだ。
あれから航太からの連絡はない。
もしかしたら航太が未羽に内緒でアクションを起こした可能性もある。
未羽はご飯もまともに食べられず、携帯を手放せなかった。
会社に着くと、部長が珍しくパソコンの画面を睨んでいる。
そして、未羽のひとつ上の男性社員が出勤すると呼び出した。
「この画像ってさぁ‥‥」
「‥‥ほんとですね」
意識しているからなのか、部長の視線を感じる。
言いようのない不安に襲われ、未羽はトイレに駆け込んで胃液を吐いた。
涙もとめどなく溢れた。
「未羽ちゃん?!ちょ、大丈夫??」
『うっ、ヒック‥‥ヒック‥‥地田さん‥‥』
「何があったの??またあのクソ部長になんか言われた??」
地田は未羽の会社の先輩。
20代後半で、何でもハキハキ言うし親切で、未羽の面倒をみてくれている。
むせかえる未羽の背中をさすりながら、地田は優しく話しかける。
「ねぇ、ずっと気になっていたこと、聞いてもいいかな??」
『‥‥』
「キスマークつけるようになってから、未羽ちゃん、毎日辛そうだよ。彼氏とうまくいかないの??」
『‥‥はぃ』
「そう‥‥。あたしにも年下の彼がいたんだけど、3ヶ月くらい前に別れたの」

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