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すくらんぶる
第2章 赤い花束
帰り際、堪えきれずに道端でリバースした。
便所掃除で見たケイのゲロが蘇り、何回も吐いた。
うわ、同類じゃん‥‥。
でもここは店じゃない。
俺は片付けることもせず立ち去ろうと前を向いた時だった。
『うわぁっ!!』
「あんた、飲んだくれ??」
目の前には、普通の顔で普通のスタイルの、普通の女子高生がいた。
普通じゃないのは、この時間に学生がいるってことくらいだ。
そいつは飲みかけの水を俺に差し出し、冷めた顔で言った。
『これキミの飲みかけでしょ??』
「うん。でもお金ないから、新しいのないの」
『いいよ。俺だって水を買う金くらいある』
「でも、今欲しいんじゃないの??」
女子高生は水を差し出したままだ。
確かに、この女の言う通りだ。
俺は水を買う金があっても、買いに行く元気がない。

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