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すくらんぶる
第2章 赤い花束
女子高生の差し出した水をひったくるように奪い、ためらうことなく飲み干した。
焼酎とゲロに汚染された胃袋と口内が、清められた。
女子高生は相変わらず無愛想に立っている。
「あたしが小さい頃にね、両親は金のためにあたしを売ったの」
『は??』
「金持ちの家で普通に娘として育てられたけど、逃げ出しちゃった」
『‥‥へぇ』
今の俺はホストじゃない。
かと言ってこの女子高生を自分のモノにしたいとは思えない。
だから俺は、こんな気の抜けた相槌した打てない。
「自由に生きるんだ。やりたいことをやって生きるの」
『なんで俺にそんなこと話すんだ??』
「あんたスーツだし、リストラされて絶望してるんでしょ??あんただけが絶望してる訳じゃないって励ましてあげようと思って」
‥‥はい??

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