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すくらんぶる
第2章 赤い花束
「元気出しなよ。あんたまだ若いんだし、きっといい仕事見つかるよ」
『あ、あのさ‥‥』
「ダメだよ、変なこと考えちゃ。世の中、お金が全てじゃないよ。あ、いいトコに就職できたらジュースでも奢って。じゃあね」
膝より少し上のスカートを翻し、女子高生は歩いて行ってしまった。
今の俺って、そんなに落ちこぼれに見えたのかな。
つーか女子高生に励まされるなんて、終わってるわ。
でもなんでだろう。
年下に相当上から目線で説教垂れられたってのに、ヒカルの時みたいに悪い気はしない。
『うっぷ‥‥!!』
気が済むまで吐いて、空のペットボトルを持ち、俺は歩き出した。
ワイシャツにさっき食ったおでんの消化物がついてる。
汚ねぇ‥‥。
居候してる家主の紗織に洗わせよう。

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