パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 意外な一面。

『お前、スゲぇ顔して寝てた。』


「え゛⁉︎ウソ⁉︎見ないでよ‼︎」


『ｸｸｯ。ウソだよ。』


まんざら嘘でも無いとは思うけど、さすがに男の人に寝顔を見られたことに赤面してしまった。


『さっさと顔洗ってこいよ。
そろそろチェックアウトの時間だから。』


（あ。ここホテルだっけ…。
何も無いにしろ、湊と一晩ラブホで過ごしたとか最悪だ…。

湊のファンにバレたら…
それより学校にバレたら退学…。）


化粧ポーチを手に顔を洗いに行くと、後ろから声をかけられる。


『化粧する時間とかねぇから。つーか、お前そのままでも変わんねぇし。』


「は？変わんねぇって‼︎
何それ‼︎なんかムカつく‼︎」


『バーカ。違ぇよ。化粧しねぇでも素っぴんの方がイイんじゃね？』


湊はサラっと言ったけど、その言葉にまた赤面してしまった私は冷たい水で顔をバシャバシャと洗った。