この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
モテモテ男の裏の顔⁉︎
第12章 俺のこと…
【湊】ーSideー
登校するとコソコソと噂をする声が聞こえる。
それは、俺があいつと一緒に居るところを見た。っていう内容だった。
いちいち騒ぐような事か?
俺が誰と居ようが関係ねぇだろ。
校舎に入り靴を履き替えていると、別のクラスの女に声をかけられた。
『綾瀬くん。
話あるんだけどイイ?』
マジ面倒くせぇ…。
俺は女の後をついて歩くと、いつもの屋上へ出た。
何でいつもここなんだよ。
まぁ誰も来ねぇってのもあるけど。
(あー。あいつは居たんだっけ。)
好きだと言う女。
俺の何を知ってんの?
でも今回の返事はいつもと違う。
その事を告げると、女はあいつの名前を出してきた。
俺の口からあいつの名前を出した時、僅かに聞こえた変な声。
あいつ…。
またそこに居んのかよ。
俺は階段を下りて行くフリをして、ハシゴを登り屋根の上を見ると、やっぱりそこには日和がいた。
『お前、またそんなとこで盗み聞きしてんの?』
俺が声をかけると、慌てて屋根から飛び降りようとする日和を捕まえた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


