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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第13章 言えよ‼︎
俺は走りながら、さっき聞いた番号へ電話をかけた。
コール音は鳴るが電話に出ない。
(何で出ねぇんだよ。)
何度もリダイヤルを押してかけるが
全く出る気配が無い。
部活を終えた奴らとすれ違うように学校へ向かうと、あの女が言っていた場所まで走る。
校舎裏にある倉庫。
こんなとこ誰も来ねぇよ…
俺も来たことねぇし。
校内はほとんど電気も消えていて
辺りもすっかり暗くなっていた。
あいつ。
この中にいんのか?
携帯で足元を照らしながら倉庫に近づくと、ドアには南京錠がぶら下がっていた。
あいつら。
まじでタチ悪ィわ…
しっかりとロックまではされてはいないが、こんなんじゃ中からは開けられねぇだろ。
俺は引っ掛けてある南京錠を取ると、
固定されたバーを外してドアを開けた。
そこには…
床に横たわる日和の姿があった。
【湊】ーSideー
End...