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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第27章 放課後の図書室。
HRも終わり放課後ーー
屋上で話した裕翔先輩の作戦を決行するために、私は呼び出された図書室へと向かった。
別館の3階にある図書室。
(勉強する生徒もいるだろうし..
きっと大丈夫だよね?)
私は図書室のドアを開けると中に入った。
静まり返った室内には、人の気配が感じられない。
(あれ...?おかしいな。
誰も居ないなんて変だよね?)
私はカウンター前のテーブルまで行くと、椅子に腰掛ける。
ポケットに入れた携帯を取り出して、メールを開こうとした時だった。
『日和ちゃん。約束通り来たんだね?』
入口のドアが開き、姿を現したのはあの男だった。
男は後ろ手でドアの鍵をガチャっと締めると、私の方へ歩み寄って来た。
(う.嘘でしょ⁉︎
鍵締めるとかありえないって‼︎)
私は慌てて椅子から立ち上がると、男を見据えながら後退る。