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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第28章 押しに弱い私。
あの事件以来ーー
校内でのHはやめた。
脅された事も1つの要因..
それ以上に湊が腹を立てたのが、私の我慢できなかった声で自慰行為をされていた事。
『つーか、お前は何でこうも毎回トラブルに巻き込まれんだよ。』
「えぇ⁉︎そんなの分かんないよ‼︎
私だって好きで巻き込まれてる訳じゃないんだから‼︎」
いつもの場所で湊とお昼を過ごしながら、理不尽なことで責められている私は、口を尖らせて頬を膨らませていた。
『ククッ。変な顔。』
「はぁ⁉︎何それ‼︎
そんな私が好きなくせに‼︎」
湊の言葉に反発しながらべーと舌を出すと、湊は私の頬をそっと撫でながら柔らかく微笑む。
『そんなお前が好きだよ。』
湊が紡いだ甘い言葉に
胸がキュっと締めつけられた。
(ちょ⁉︎不意討ち‼︎
本当ズルいよ…)
「バカ…。」
私は紅く染まっていく頬っぺたを隠すように、膝の上に顔を埋めて湊の顔をチラっと見た。