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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第30章 彼女の言葉に。
日和をからかいながらモールを出ると、俺の好きなオムライス屋で飯を食った。
目の前で幸せそうな顔をしてオムライスを頬張る日和を見てると、つい笑顔になってしまう。
こいつはいつも笑顔で過ごしてるから、一緒にいると俺もつられて笑ってしまうんだ。
飯も食い終わり家の方へ向かって歩いていると、突然女から呼び止められた。
振り向くとそこには〝あいつ〟がいた。
一瞬で俺の顔からは笑みが消える。
今の俺にとってはどうでもいい奴。
気安く話しかけてくる事が腹立たしいだけ。
好き放題言ってやがるが、女の吐くセリフなんて別になんとも思わねぇ。
俺のことをちゃんと見てくれる日和が隣に居てくれるから。