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第31章 素直でいろよ。

湊が淹れてくれたコーヒーに口をつけると、相変わらずの美味しさに笑みがこぼれる。


「ん〜！やっぱり美味しい♪」


『お前って美味いもん食ってる時とか、本当幸せそうな顔してるよな。』


湊は私の顔を見て、ククっと笑いながらコーヒーを飲んだ。


「だって幸せだもん♪
てかさ〜、湊って甘いの好きなくせになんで太んないの？」


『あ？俺、筋トレしてるし。』


（筋トレしてんだ。あーでも納得..。）


湊の体は少し細身だけど、しっかり筋肉がついてるし、体が締まっていて色っぽい。


お風呂上がりで水滴が残ってる体を見た時は、本当にドキドキさせられた。


『変態。そんなにガン見して何を想像してんだよ？』


「へ⁉︎変態⁉︎」


知らぬ間に私は湊の体をジーっと見ていたらしい。


『ゆっくり見せてやろうか？風呂場で。』


「え″⁉︎な.な.何言ってんのバカ‼︎」


（本当は..見たいけど...って変態か‼︎
でも自分も見られるのは嫌だ‼︎）


湊の言葉で赤面してしまった私は、慌てて腕で顔を隠した。


『ｸｸｯ。お前、顔真っ赤。照れてんの？』


湊は意地悪く笑いながら、顔を隠す私の両腕を掴むと左右に広げて顔を覗き込んできた。