この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
モテモテ男の裏の顔⁉︎
第31章 素直でいろよ。
「単にキスが好きなわけじゃないよ..
湊の..キスが好きだから..
その...もっとして欲しいなって..」
自分の素直な気持ちを伝えたことが恥ずかしくて、私は俯いてしまう。
『…バカ。
いつもそうやって素直でいろよ。お前がそう言ってくれると俺も嬉しいし。』
湊は私を抱き寄せると腕の中に包み込む。
私の耳には速さを増した湊の鼓動がトクトクと鳴り響いていた。
『風呂溜めてくる。
やっぱ一緒に入んぞ。』
「え″⁉︎嫌だってば‼︎恥ずか..」
『電気消しやるよ。』
私の話を聞かずに、湊は部屋を出て行ってしまった。
(もう‼︎人の話を聞けっての‼︎
恥ずかしいんだってば‼︎
こればかりは絶対に拒否してやる‼︎)
私は湊がいない間に、購入した下着とルームウェアのタグを外してお風呂の準備をしていた。