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第32章 【★】甘い言葉を。

しばらくして戻ってきた湊は、私にバスタオルを渡すとバスルームへ案内してくれる。


『なぁ。そんなに..』


「嫌‼︎」


『お前..即答かよ。』


「見られんの恥ずかしいじゃん‼︎」


湊は顔をムっとさせると、両手で私の顔を持ち上げ、啄むような強引なキスで私の唇を塞いだ。


「んﾝｯ‼︎..ふ..」


激しく絡めてくる湊のキスに、私は真っ直ぐ立っていられ無くなり、必死で湊にしがみついた。


やっぱり私は湊のキスに弱くて..

私も湊を求めるように舌に絡めた。


「ん..ｯ..みな..と..」


『何..？..俺のキス..好きなんだろ？』


「んｯ..好き..」


唇を重ねたまま、湊はブラウスのボタンに手を掛け、あっという間に肩から滑り落とされる。


湊はそのまま唇を耳元へ移動させ舌で撫でると、その刺激に私の口からは甘い吐息が洩れた。


「ゃ..ｧ..」


耳から首筋へと舌を滑らせ、鎖骨に吸いつくと湊は新たな紅い華を咲かせた。


気付くと足元にはスカートが落とされていて、私は下着だけの状態で湊に体を支えられている。


湊は私に深いキスを落としながら、自身も洋服を脱ぎ捨てていった。