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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第32章 【★】甘い言葉を。
「ゃ..湊..待って..先にお風呂..」
『だから今から一緒に入んだよ。電気消すから先入ってな。』
私は背を向けてさっと下着を外しバスルームの中へ入ると、その光景に思わず声を上げた。
「わあぁ‼︎何これー‼︎キレイ‼︎」
暗いバスルームの中にはキャンドルが灯っていて、ユラユラとそのあかりが揺れていた。
「てか広ッッ‼︎」
バスルームの一面には大きな窓があり、外の景色が一望できるようになっている。
ミルク色のお湯は湊が気を使って入浴剤を入れてくれたのだろう。
『プククッ。いいから湯船の中入れよ。
早くしねぇと開けんぞ?』
ドアの向こうから聞こえた湊の声に、私は慌ててシャワーで体を流すとバスタブに首まで浸かって外を向いた。
バスタブに浸かるのを確認したのか、湊はドアを開けて中に入って来た。
(ヤ..ヤバい..‼︎
心臓バクバクいってる‼︎)
シャワーで体を流す湊が背後にいると思うと、チラッと見たい衝動にかられる。
(って…変態か‼︎私は‼︎)
シャワーの音が止まり、湊がバスタブの中に入ってくるとお湯が波を打った。