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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第32章 【★】甘い言葉を。
【湊】ーSideー
大きな瞳で俺を見つめてくる日和。
日和の口から聞きてぇ…
好きって言葉も甘いセリフも…
表情だけじゃなく言葉でも聞かせてくれよ。
お前の素直な気持ちをーー
お前が思ってること..伝えて欲しい。
俺も必死なんだよ。
お前には良く想われたくて…
俺だけを見て欲しいから…
日和は俺に甘い言葉を紡いでくれた。
ずっと言われたかった言葉をーー
水に濡れた日和はいつも以上に艶めいている。
髪をアップにまとめ、スラっと細い首の後ろに見えるうなじが俺の欲を煽った。
キャンドルの灯りが俺たちを包み、幻想的な雰囲気にいつもより気持ちが昂ぶる。
日和の頬に手を添えると、長いまつげを揺らしそっと瞳を閉じた。
俺は吸い寄せられるように顔を近づけ、ゆっくり唇を重ねる。
唇を甘噛みして舌先で撫でると、日和の口から吐息がこぼれた。
「ン..ん..」
可愛い吐息が耳に届き、体の芯が熱くなっていく。
添えていた手を頭の後ろに回すと、日和の頭を支えながら角度を変えてキスを深くする。
「んンッ..ハァ..湊..」
日和は俺の髪に指を絡ませ、両手で俺の頭を支えながら、俺のキスに応えていた。