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危険な相部屋
第14章 拓海の暴走②
龍牙と付き合ってる時と同じで、学校では拓海君とは仲の良いお友達だ。
そして放課後。
私は拓海君と相部屋になった。
「奈緒、片付け手伝うよ」
「あ…ありがとう…」
拓海君は、昨日はすごく怖かったけど相部屋になってからむしろ優しかった。
お夕飯が終わって、お風呂の後の事。
拓海君と部屋に二人きりで何となく沈黙が流れていた。
「…まだ時間早いし、DVD観る?」
「うんっ、何か面白いのある?」
「結構揃ってるから見てみ」
拓海君に呼ばれて、棚を見ると本当にたくさん揃っていた。
「あ、これ見てみたかったやつだぁ」
「じゃあこれにしよう!これめちゃくちゃ面白いからな!」
いつもの拓海君だ…。
拓海君はDVDをセットしてベッドの上に座った。
私も自分のベッドの上に座ろうとすると、呼び止められる。
「奈緒…こっちで観れば?」
「…うん」
拓海君は自分の隣りをトントンと叩いた。
拓海君と付き合ってるんだもん…当たり前の事だよ。
「…おじゃまします」
私は拓海君の隣りに座った。