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危険な相部屋
第14章 拓海の暴走②
その夜は、寝てしまうと龍牙の腕の中にいられる時間が短くなってしまう気がしてほとんど寝られなかった。
朝早い時間に先に起きて放課後に部屋の移動をする準備をした。
そして…
ガバッ
「やっべ!時間ギリギリ!って奈緒、起きてたのかよ?」
「龍牙……ごめんね…」
「いや、まだ間に合うし別にいいけど」
「……私……他に好きな人出来ちゃったから……龍牙と別れる」
龍牙の顔見れない…。
「は!?急に何言ってんだ!?しかも、何荷物まとめてんだよ?」
コンコンッ
突然部屋を誰かがノックした。
私は話を遮りたくて急いで部屋を開けた。
すると、来たのは拓海君で…突然私に抱き着いた。
「奈緒、おはよう♪」
「た、拓海君」
「拓海…今取り込み中だから」
「龍牙〜…奈緒はもう俺の彼女だからさ…用があんなら俺通してくれる?」
「は……?嘘だろ?なぁ!奈緒!」
「……本当だよ。私、拓海君と付き合う事にしたから…放課後相田君と部屋も交換する手続き昨日したから……」
私は最後まで龍牙の事を見れなかった。
そして、拓海君と部屋を出た。