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危険な相部屋
第14章 拓海の暴走②
カーテンから日が射して来て、その光で目が覚めた。
私はベッドでしっかり横になって寝ていた。そして、目の前に拓海君がいた。
嘘…昨日一緒に寝ちゃったんだ…。
拓海君は起きていて、バッチリ目が合った。
「…おはよう」
「おはよ…ごめ…昨日最後寝ちゃって…」
「うん…俺もごめん…奈緒のベッドに連れて行こうと思ったんだけど、起こしそうだったからあのままここに寝かせた…」
拓海君はそう言いながら眠そうに目を擦った。
「わぁ…ごめんね…私、ベッド半分占領してたからゆっくり寝れなかったよね…」
「…いや…そういう意味じゃなくて…///好きな子が隣りに寝てて寝れるわけねーじゃん///」
「ふあ///…ご、ごめ」
“好きな子”と言われて動揺してしまった。
そうだ…前から拓海君に告白されてたんだった…。
「そこ謝んなよ…すげー傷付くから!」
「違っ…えっと…」
すると、拓海君に抱き締められる。
「今奈緒と付き合ってんのは俺だからいいけど…」
そうだ…今、私が付き合ってるのは拓海君だ。
龍牙の事が好きな気持ちはしまって、ちゃんと拓海君と向き合わないと…。