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危険な相部屋
第17章 新学年


「桃仁郎!奈緒に触り過ぎだろ!もっと離れろ!」

「何でー?別にいいじゃん!それに、奈緒って良い匂いするからずっとぎゅーってしてたい♪」


桃ちゃんはそう言って私の首のところをクンクンと匂いを嗅いだ。


「や///桃ちゃん…匂いなんて嗅がないで…恥ずかしいから…」


グイッ


龍牙に引き寄せられて、桃ちゃんから引き離される。


「桃仁郎!いい加減にしろ!」

「龍君、奈緒の事になるとムキになり過ぎじゃない?もしかして、2人付き合ってんの?」

「付き合ってねぇよ…俺は男に興味ない」


龍牙は私の事を男の子と印象付ける為に、最後を強調させてそう言った。


「なら良いじゃん!せっかく奈緒と仲良くしてるのに、邪魔しないでよ」


龍牙と桃ちゃんの雰囲気は険悪になっていた。


「あ、そろそろお風呂の時間だ!奈緒、一緒に行こ?」

「俺…大浴場はアレルギーがあって行けないんだ」

「えー!そうなの?じゃあ、部屋のシャワー一緒に…」

「桃仁郎、風呂一緒に行くぞ」


龍牙はそう言って、桃ちゃんを連れて行ってしまった。


桃ちゃん…龍牙と一緒にお風呂いいなぁ。。


男の子ってわかってても羨ましいよ…。。



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