この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
危険な相部屋
第17章 新学年
「桃仁郎!奈緒に触り過ぎだろ!もっと離れろ!」
「何でー?別にいいじゃん!それに、奈緒って良い匂いするからずっとぎゅーってしてたい♪」
桃ちゃんはそう言って私の首のところをクンクンと匂いを嗅いだ。
「や///桃ちゃん…匂いなんて嗅がないで…恥ずかしいから…」
グイッ
龍牙に引き寄せられて、桃ちゃんから引き離される。
「桃仁郎!いい加減にしろ!」
「龍君、奈緒の事になるとムキになり過ぎじゃない?もしかして、2人付き合ってんの?」
「付き合ってねぇよ…俺は男に興味ない」
龍牙は私の事を男の子と印象付ける為に、最後を強調させてそう言った。
「なら良いじゃん!せっかく奈緒と仲良くしてるのに、邪魔しないでよ」
龍牙と桃ちゃんの雰囲気は険悪になっていた。
「あ、そろそろお風呂の時間だ!奈緒、一緒に行こ?」
「俺…大浴場はアレルギーがあって行けないんだ」
「えー!そうなの?じゃあ、部屋のシャワー一緒に…」
「桃仁郎、風呂一緒に行くぞ」
龍牙はそう言って、桃ちゃんを連れて行ってしまった。
桃ちゃん…龍牙と一緒にお風呂いいなぁ。。
男の子ってわかってても羨ましいよ…。。