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危険な相部屋
第19章 練習
奈緒の奴買い物ってそんな急な買い物だったのか?
奈緒が買い物に出てしまって暇になった俺は拓海の部屋に来ていた。
拓海の部屋で新しく出た映画のDVD鑑賞をしていると、相田が部屋に戻って来た。
「あれ?龍牙こっちにいたんだ?」
「奈緒は買い物行ったからな」
「そうなんだ?じゃあ、帰って来たのか?さっき、桃ちゃんと一緒に部屋入って行くの見たからてっきりその部屋に龍牙がいんのかと思ってた」
俺は拓海と顔を見合わせた。
「部屋ってどこだ!?」
「えー?桃ちゃんの部屋じゃね?部屋番号までわからないけど…二階の南側の角の部屋だったような気がする」
俺は急いで拓海達の部屋を飛び出そうとした。
「龍牙待て!正面から行っても鍵閉まってるに決まってじゃん!」
「そうだけど!」
桃仁郎…アイツやけに奈緒にベタベタしてると思ったら…そういうコトかよ!
「俺に着いて来な!」
拓海は得意げな顔をして、走って部屋を出た。