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危険な相部屋
第19章 練習
「奈緒!」
部屋に飛び込むと、俯せになっている奈緒の尻に桃仁郎のモノが入っているところだった。
「りゅ……が……や…見ないで…」
「龍牙と拓海じゃん…邪魔しないでよ?良いところなんだからさ」
俺は、桃仁郎に飛びかかって奈緒から引き離した。
拓海が奈緒に駆け寄る。
そして俺は桃仁郎の上に馬乗りになって、桃仁郎の顔の横の床を殴った。
「桃仁郎!お前…何でこんな事すんだよ…?お前だって…襲われて嫌な思いしたコトあんだろ!?同じコトすんなよ!」
「襲われて?……あ、もしかして中学の時体育倉庫で鉢合わせた時のコト言ってる?」
桃仁郎は急に笑い出した。
「何が可笑しいんだよ?」
「だってさぁ!あの時僕襲われてないし〜…あの先輩、告ってきたからシてあげたら超ウブでさぁ…まさか、自分が受けだと思わなかったのかな?泣いて逃げちゃったから面白くて笑い泣きしてた時に龍牙が来たんだよね…龍牙ずっと勘違いしてたんだ?」
なんだよ…俺…ずっと、コイツの心配して馬鹿みてぇ…。