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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ
気にしてるのかな?
そんな気にする事ないのになぁ…怖がってる拓海君も結構可愛かったし。
「ね、さっきのカップルウケたねぇ」
「彼氏イケメンなのにアレじゃ好感度下がりまくりだよね」
「私いくらイケメンでも無理だわー」
恐らく私達がもういないと思っている先程脅かしていた剣道部の子達が出てきて、そんな会話が聞こえた。
すると、ちょうどそこに拓海君が戻って来ていてその会話を聞いていた。
「…友ちゃん、ごめん。友ちゃんにまで恥かかせちゃったよな」
「そんな…拓海君、来て!」
私は拓海君の手を掴んで、会話をしていた剣道部の子達の所に行った。
「ちょっと!」
「へ?あっ…やば…まだいた」
「今言った事謝ってくんない?あんた達に人の彼氏どうこう言われる筋合いないんだけど!」
「友ちゃん…いいって、本当の事だから」
「本当の事じゃないもん!彼女や彼氏に良いところ見せたいって思うのは普通の事でしょ!?拓海君なりに考えて私に良いところ見せてくれようと頑張ってくれたんだよ!私は拓海君の好感度も下がってないし、無理じゃない!人が好きで付き合ってる人の事勝手にそんな風に言うの止めてよ!」
「ゴメンなさい…」
「あの…すいませんでした…軽率過ぎました…」
ああぁ!しまったぁ!拓海君がバカにされたからついカッとなって強気で物を言ってしまった…。
こんな強気な女絶対引くよ…。