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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ
………か、カッコイイ!控えめな可愛い女の子かと思いきや友ちゃんの意外な面を見せられた。
しかも、俺の事でこんなに怒ってくれるなんて…。
「……拓海君、行こ?」
「ああぁ!…はい…」
友ちゃんに引っ張られて、俺たちはその場を後にした。
そして、休憩所になってるクラスの教室へと連れて行かれる。
「ここうちのクラスだから…」
「あ、そうなんだ」
文化祭で休憩所をわざわざ利用する人なんていなく、中は誰もいなかった。
俺たちは中に入って終始無言で椅子に座った。
「……ごめんね…あんな怒っちゃって普通に引くよね」
「いやいやいや!俺の事で怒ってくれてありがとう…っつーか…勢いで付き合っちゃったけどさ…俺結構ヘタレだし、全然フッちゃって大丈夫だから」
「逆だよ…私の方こそ…男の子って強気の子よりも控えめな子の方が良いんでしょ?」
「俺はむしろ友ちゃんの事もっと知りたくなったよ…あのさ!嫌になったら捨ててもらってかまわないので!その時が来るまで付き合ってください!」
俺は改めて友ちゃんに告白をした。
今日出会ったばっかりで、こんな事異例かもしれないけど俺は友ちゃんともっと一緒にいたかった。