この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
危険な相部屋
第22章 プレイボーイ
拓海君の真剣な告白に私の心臓は、跳ね上がっていた。
「はい///……私のほうも合わないと思ったらフってもかまわないです…よろしくお願いします」
「じゃあ、よろしくお願いします……ふはッ!なんか、変な感じだよね……付き合った事だし、カップルらしくキスとかしとく?誰もいないし」
「キス!?」
突然の提案に私は驚いてしまった。
キス…とか!した事ないんですけど!どうしよ…強気なのはバレたけど、取っ替え引っ替え付き合ってたって嘘はバレてないし、そんな子がキスでうろたえてたらおかしいよね?
でも、誰かクラスの子が戻って来ちゃったらかなり気まずい。
「さすがに今日会ったばっかりの男とは無理だよな」
「…いいよ!絶対平気!でも、場所移動しよ?」
私は拓海君の手を掴んで、教室の窓際の方に向かった。
うちの学校の教室は変わっていて、教室の奥の窓の向こうは謎の物置きの空間がある。
本当に物を置く以外に使い道がなくて、普段からそこにわざわざ人は入らなかった。