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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ





拓海君の真剣な告白に私の心臓は、跳ね上がっていた。


「はい///……私のほうも合わないと思ったらフってもかまわないです…よろしくお願いします」

「じゃあ、よろしくお願いします……ふはッ!なんか、変な感じだよね……付き合った事だし、カップルらしくキスとかしとく?誰もいないし」

「キス!?」


突然の提案に私は驚いてしまった。


キス…とか!した事ないんですけど!どうしよ…強気なのはバレたけど、取っ替え引っ替え付き合ってたって嘘はバレてないし、そんな子がキスでうろたえてたらおかしいよね?

でも、誰かクラスの子が戻って来ちゃったらかなり気まずい。


「さすがに今日会ったばっかりの男とは無理だよな」

「…いいよ!絶対平気!でも、場所移動しよ?」


私は拓海君の手を掴んで、教室の窓際の方に向かった。

うちの学校の教室は変わっていて、教室の奥の窓の向こうは謎の物置きの空間がある。

本当に物を置く以外に使い道がなくて、普段からそこにわざわざ人は入らなかった。


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