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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ
クラスの子達と校舎を出て、いつものように話しながら校門を出た時だ。
「あ、友ちゃん」
「え?」
その声に振り返ると、校門の所に拓海君がいた。
奈緒と龍牙君はいないみたいだ。
「拓海君!どうして!?」
「いや…よく考えたら連絡先交換してなくね?」
「……ア!そういえばそうだ!すっかり忘れてた…」
「あー…でもやっぱり連絡先くらい奈緒に聞けばよかったな…これからみんなで何処か行くっしょ?引き止めてごめん」
拓海君がみんなの方を見てそう言った。
「何処も行かないですー!みんなこのまま帰るだけなので!」
「そうだよ!私達先帰るねっ」
みんな気を遣ってそう言ってくれて、私と拓海君を残して帰って行った。
「……えーっと…この後なんか用事とかある?」
「ううん!全然ない!」
「じゃあ///もう少しデートしてください」
「はい///」
私達は手を繋いで歩き始めた。